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2009/09/11)
唐突な話
唐突な話、私の祖父は大戦時代は海軍にいたそうな。
海軍なんだけど船にのる海兵ではなく、運良く?陸で毎日天気を見る係りだったそうな。
毎日鳥取県のあたりで空模様を見ていて、飛行機が飛べるかとか、嵐が来そうだとか見ていたらしい。
気象衛星のある現代から見たら途方も無いような話だけど、横須賀の訓練のあとでそういう部隊に配属されていたそうです。
それが祖母に聞いた話。
祖父本人は余り戦争時代のことを語りたがらない人だった。
祖母にも戦争体験を語ることは余り無かったらしい。
言えば愚痴になるし、昔の辛かった体験を語るよりは終戦後という時代に着いていくことで精一杯。
祖父はそういっていたらしい。
きっと、日本で戦争を生き抜いた殆どの人がそうだったんだろう。
愚痴をこぼしたり、弱音だって吐かずにいられないような時は沢山あっただろうに、目の前にある現実が正しいか正しくないか考える余裕もなく、必死に時代を追いかけてきた人たち。
そういう人や時代があって、今の日本があるんだなー。
今の社会が病んでいるのは前の世代を作って来た人のツケだという意見もあるけれど、私は戦後世代の人たちを責める気にはなれない。
自分達の望む世界はいつだって自分達で作らなきゃでしょう。
日本に生まれてよかったーーー!って思うことの方が実際多い。
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