（ 2013/02/01） 余計なこととは思いつつ

今保育園の申請資料を作成しているのです。

保育園に入るには、区の定める一定時間の勤務を
満たしていないといけないのですが、漫画家という職業柄
それを証明するのがちょっと難しい。

ありがたいことに今雑誌の仕事をさせて頂いています。
先方も私の事情を知っているので、納期や進行はかなり譲って頂いています。
しかし、漫画を描く以上保育園にでもいれないとかなり辛い。

漫画を描くとなると如何しても親の行動パターンにあわせる必要があり
子供を公園に遊ばせにいくのも難しいし、家遊びも延々ビデオとか、
お菓子を与えて静かにさせるとか。
「静かにしてくれ、頼む、近寄らないでくれ」と半狂乱で懇願するとか。
子育てに自身を持てない。
私が漫画を描くことは必要だろうか。
子供を巻き込んでまで。
私は辛抱が足りないのだろうか。
母親失格だろうか。親たる資格がないだろうか。
描くことがいけないことのような気がしているし、後ろめたい。
親としても、漫画家としても自信を失っている。

子供に対しても漫画に対しても前向きになれなくなってしまう。
いや、もうなってるんだけど。

更に言うと描いている漫画の内容がちょっとHなので、
そろそろ物心つく子供たちに余り見せたくないという想いもある訳で。
（年齢に相応しくないという意味で。内容には勿論矜持を持っている）

自分を貫くには、子供たちの幼少体験という代償は大きい。
しかし自分を貫くには誰もが大きな代償を払っている訳で
私は偶々子供たちなのか…。

他人をうらやむ気はないが、ずっと割り切れないで居るのは精神衛生上よくないと思う。
なおちゃんが幼稚園に入るまであと1年。
あと1年の辛抱と言われれば…そうなのかも。

今多分是までにないくらい自分の中の「母親」が希薄になっているから
子供たちのためにも自分を変えなくちゃと思う。
「１年の辛抱」という問題ではないと思う。

描きたいだけのことにこんなに苦しめられるとは…。