（ 2010/03/02） この道

一番好きな歌は何かと聞かれたら多分、「この道」だと答えると思います。

(↓音が出るので注意！)
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/konomichi.html

私と同世代か、それ以上の方なら多分学校の音楽の授業で習ったと思います。

これはですね！
「この道」を辿る物語(？)に見せかけて、実は美しかった少年時代の記憶を辿っている、と言う内容の歌詞（だと思い込んでいる）なのですよ。
1番、2番の具体的な歌詞に比べ、3番、4番は思い出の情景を描いているかのような内容になっていて徐々に昔の記憶が鮮明に思い出されるような感じがします。
同時に、決してあの日々には戻れなくて、戻れないからこそ眩しいほどに美しいのだなー･･･と私は解釈しています。

飽くまで私の解釈ですが。

この歌詞中には「少年時代」とか、「思い出」とか「懐かしい」とかいった単語は一つとして出てきません。
が、この歌と聞くと郷愁や切なさといった想いががこみ上げてきます。
このほんの3行×4番の歌詞で！
作者の北原白秋は確信的にこの詩を書き上げたのであって、やっぱ天才的だな！と思います。


他にもちょっと昔の歌には素晴らしいものが沢山あって、「朧月夜」は一度聞いたら無理なく体に染み渡って、なんでもない時でも口ずさみたくなるようなメロディだと思います。
歌詞は覚えてないんですけどね（笑。